少年院送致

少年の非行事実が重大であったり、あるいは少年の要保護性が高いと判断された場合には、家庭裁判所は少年院送致の決定を下すことになります。少年院送致は、少年院という施設に収容した上で規律ある生活を少年に強制するという点で、少年事件における処分の中では最も重い処分であるといえます。
少年院には、(1)主に16歳未満の少年が収容される初等少年院、(2)主に16歳以上の少年が収容される中等少年院、(3)特に犯罪的傾向の進んだ少年が収容される特別少年院、(4)心身に著しい故障のある少年が収容される医療少年院の4種類が存在します。家庭裁判所は、少年院送致が決定した際、少年の年齢や心身の状況、犯罪的傾向の有無などを総合的に考慮して、当該少年を送致する少年院を決定することになります。
また、少年院の収容期間については、少年の非行事実と要保護性に関する具体的な事情を考慮した上で、家庭裁判所が決定します。その期間は、6ヵ月程度の短期処遇から1年を超える長期処遇まで様々です。