環境調整

少年事件における「環境調整」とは、少年の保護者との関係の修復、就業先や帰宅先、教育場所の確保など、少年を取り巻く一切の環境を調整することをいいます。このような環境調整は、少年の将来の非行可能性を減少させ、あるいは改心を促すという点で、少年の要保護性を解消させ、少年の処遇を軽くするために大きな役割を果たします。そのため、このような環境調整は、少年事件の付添人(弁護人)にとって最も重要な弁護活動の一つであるといえます。
環境調整を行うにあたっては、弁護人自身が積極的に少年の環境を整えるために行動することはもちろんのこと、調査官、保護者、教育機関及び職場との間で密に連絡を取り合い、強固な協力体制を築く必要があります。また、外部環境を整えるのと並行して、少年の内面にも働きかけを行い、反省と更生に対する意欲が生じるように働きかけを行うことになります。